あるきだした小さな木
2009年 06月 06日
たねまきさんから届いた本の中で唯一の絵本
初版は1969年とずいぶん前のものです。
絵の感じ・物語が昨年見たフランス映画「赤い風船」のような
ノスタルジックで美しく、心に爽やかに残るような印象を受けました。
(後で訳者のあとがきを見ると偶然にも同じようなことが書いてありました。)
私の小さな頃の思い出の本に
安野光雅さんの「あいうえおの本」というのがあります。
今でも実家に残っていて、古びてしみなどもあるけれど
絶対に手放せない大人になっても読み返してしまう一冊です。
「あるきだした小さな木」も同じように
ずっと大切にしたい思い出の一冊になる素敵な絵本です。
もうひとつ御紹介したいのがミニブック「zasshi」
編集の仕事をしていた女性が自分の好きなものを集めて作った小さな本
販売することではなく楽しむことを目的に作られた本からは
1ページ1ページに本作りや本に対する愛情を感じます。
今回特集されているのは寺田本家さんのお酒や津軽のこぎん刺し
暮しにかかわるエピソードが優しく綴られています。
この本から情緒豊かな生活が育まれていくように感じました。
by juin1976
| 2009-06-06 13:12